「え…?!?!?!」
一瞬、何が起きているのか分からなかった。
俺の体がゾクリと反応すると同時に頭がフル回転し始める。
そして、カチッとパズルのピースがはまるように状況を説明できるときが来る。
あ…
オナニーして寝落ち…
オナニー…
他人のオナニーを生で見る日がくるなんて…
まぁ正確にはオナニー後…?だけど…
反射的に部屋をキョロキョロしたが、スマホ一つすら落ちていない。
テーブルの上も綺麗で、荷物も広げられていないようだった。
さて…
俺はどうするか……
何も悩むことなんてない。
ただそのまま部屋を出れば良いだけ。
そのはずなのに、俺はその場に立ちすくんでいた。
そして急にハッとする。
今、第三者がこの部屋に入って来たらどうする?
俺、めっちゃ不審者じゃん!
慌てて部屋の入り口に戻り、ガチャンッと内側から鍵をかける。
いやいやいや!!!
人の部屋に勝手に入り込んで鍵かける奴のほうが不審者だから!!
何やってんの!!!俺!!!!
もう一度扉の鍵に指をかけようとしたとき、余計な言葉が頭をよぎる。
"旅行先でのワンナイトラブ"
いやいやいやいや!!!
AVの見過ぎか!?!?
それともあれか?!
日本離れの副作用か?!?!
『なぁ、旅先で出会った女性といい感じになってそのままヤるなんて、夢のような時間じゃん?
しかも、相手は若くて美人。
この機会を逃したら、お前は一生この女をおかずにしてヌくことになるよ?
妄想には終わりがないからね』
だめだ。
俺の中にいる、もう一人の俺がささやいている。
…
ゆっくりと、灯りの方へ引き寄せられる俺。
さっきと変わらない状況。
パンティのクロッチに手を乗せた女性が、目の前で寝ている。
まてよ…
客室の扉が開けっぱなしで、中に入ると脚を開いた女性が一人で寝ているなんて…ちょっと出来過ぎじゃないか?
…
そうか!
この状況はこの女性自身によってつくられたものなんじゃないか!?
そう!
この女性が、この旅館の宿泊客とエッチがしたくて部屋の扉を開けておいた!
うん!そう考えるのが自然だ!
なんて冗談を考えていても、俺の体は正直だった。
俺の浴衣の中の股間はすでに硬くなり、真っ直ぐ上にそびえ立っている。
旅先のワンナイトラブ。
頭にその言葉を浮かべながら、俺は目の前の女に手を伸ばしていた。
続く
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